流産したパートナー
少し落ち着きが戻ってきたので。
去年末、嫁はんが流産を経験しました。
妊娠発覚直後は双子でした。娘も赤ちゃんができることが嬉しかったようで、お腹に話しかけてました。
7週目ぐらいの検診時に、「ちゃんと育ってないみたいなんで流れる可能性もあります。先天性なんで誰が悪いとかもありません。もしものことがあっても気に病むことはないですよ」とお医者さん。
それから間もない日の夜中に…。
明くる日は何と話しかけていいのかもわからず、努めていつも通りにしようと思うもぎこちなく。
こんな時は男の無力さを痛感します。
「美味しいもんでも食べに行こか?」と言うのが精一杯。
ほんとに男は無力。
娘はわからないと思い、何も伝えないと二人で決めてました。
つい先日嫁はん外出中、二人で遊んでいると急に
娘「赤ちゃんどう?元気かな?」
('_')「……。う~ん、赤ちゃんは病気になっちゃって、神様の病院で治してもらってるねん。元気になったらまたお母さんのお腹に帰って来るよ」
娘「そっか。じゃあ治るねぇ。よかった。神様にありがう言わなあかんな」レゴブロックガチャガチャ。
娘「今ね、赤ちゃんにあげるロボットつくってるねん」
('_')「…ありがとうな」
鼻先がツンとくるじゃねえか!!
そんなこと言うようになったかと思うと同時に、その時のことを思い出して涙がこぼれそう。
慌ててトイレに行ってごまかしました。
娘とのこのやりとりは嫁はんにはまだ内緒。
話せる時が来たら、話してやろうと思います。
涙のことは伏せて。